教育とは。

そもそも教育とは何ぞや?という本質的な話です。

私自身、まだ教育現場に出ているわけではありませんし、今度4月から大学院へ進学しますのであと2年間は学生として、教育を見つめる立場にいるわけですから、これが全ての正解となり得るとは到底考えていませんし、あくまで通過点としてこういう考え方もあるのだ、ということで見ていて欲しいと思います。

「教育」とは、教え、育むと書きます。
では、何を教え、何を育むのか。
たぶん、本当に大事なのは教科教育ではないはずです。つまり、よりよい生き方とは何なのかということを教え、よりよい生き方を選択するための力を育む、そういうことなのではないかと私は考えています。
よりよい生き方を教える、というのは、つまり自分が精一杯生きている生き方を児童・生徒に見せる、ということです。なぜなら、生き方を教えるというのは非常に難しい問題ですし、言葉で概念を説明することは出来ませんから、人の姿を見てなんとなく感じ取れるようにする、そういうことも大事になってくるのではないかと思うのです。
よりよい生き方を選択するための力を育む、ということには、もちろん教科教育の内容的な側面も、方法論的な側面も含まれますが、それ以上に大事なのは、人格的な成長が出来るようにする、ということだと思います。人には発達の過程というものがあり、現状を見れば、過去も分かります。教師はそこで、その人がよりよい生き方を選択できるようにするためには、そこからどのような過程を通じて成長していくのが理想的であるのかということを考え、一人ひとりの人格・個性を最大限に伸長できるよう育てていく、そういうことなのではないかと思います。

具体的な方法論的な部分についてもいろいろ考えていることはあるのですが、現段階ではうまく言葉にまとめることが出来なさそうなので、もう少し時間をかけて後日書きます。