2007-01-01から1年間の記事一覧

受益者負担とは?

今回は、教育費用の受益者負担について考えたいと思います。 とは言え、この教育費用の受益者負担、目新しさのある議論ではありません。1971年の中央教育審議会(以下中教審)答申以来、様々なところで議論されてきています。しかも、その多くの議論同様、私…

授業時数増加の議論について

相変わらずの更新停滞っぷりでした。ネタはあるのにまとめる時間がないという、ぐだぐだな状況でした。昨日までで、やっとごたごたが一段落して、今日はちょっと家でのんびりしてから大学に顔を出そうかな、と思っております。 ところで、しばらく前に、新聞…

人に伝えるということ。

人に、自分の考えていることを伝えるということ、自分が感じたことを伝えるということ、その伝えるということは大変難しいことです。現に、私もこうして人に伝えるための文章を吐き出すということに大変な苦痛を感じながら書き綴っています。難しくて。 もち…

化学における基礎・基本とは?

最近、このことをしきりに考えています。普通、大学で化学を専門にしていても、こんなことには興味もないでしょう。なぜ、私がこんなことを考えるようになったかと言うと、大学での専門が「計算化学」になったからです。計算と基礎・基本、どういう関係があ…

教員に必要な資質

最近、どの都道府県の教育委員会でも、この件について色々考えてるみたいですね。今日は埼玉県、明日は東京都の教員採用試験で、きっとその答えの一端を見ることができるでしょう。私自身、明日の東京都教員採用試験を受験する身ですので、その点については…

改正教育基本法の理念とそれに対する批判との乖離

そもそも、改正教育基本法の目指しているものは、旧教育基本法の理念と全く違うものです。それを誤解した批判というのが大変多く、私自身の勉強にもなりましたし、教師の一部には物事の判断の出来ない人たちが含まれていて、それが問題なのだということを改…

教育基本法

前回から少し間が空いてしまいました。というのも、今回の内容についてずっと考えていたので。 うまくまとまるかはわからないのですが、何となく書いてみようかと思います。

ゆとり教育

ゆとり教育は悪いと長らく言われてきました。教育内容が少なすぎる、と。しかし、その批判は実は大変的外れなものだったということを2つの側面から述べたいと思います。 1つは、誤った報道がなされたという点です。例えば、現行の学習指導要領が発表された…

注目の素材・白金

白金は、化学の世界ではごく狭い範囲にしか用いられていません。というのは、化学反応は、そのほとんどが溶液中で行われるのですが、白金はそもそも反応しにくいので、化合物を作りにくいため溶液に溶けるような形にならないのです。そこで、触媒などの限ら…

ゼオライトって何?

って思った人も多いはず。ゼオライトとは、化学的に言うと、「ケイ素とアルミニウムの複合酸化物」の一部のことです。複合酸化物っていうのは、二つ以上の物質が一緒に酸化されて一つの物質になってる状態のことです。でも、この馴染みのないゼオライト、実…